2026年 新年号
明けましておめでとうございます。
関与先の皆様方には、すがすがしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
この1年、何卒よろしくお願い申し上げます。
2026年という新しい年が明けました。今年の干支は「丙午(ひのえうま)」であります。この丙午は燃え盛る太陽や強い火のエネルギーを象徴する「火」の力が最も強まる、明るく活気のある「行動の年」とされています。皆様方におかれましては、何事にも積極心をもってチャレンジしていきましょう。
さて、世界の政治情勢はトランプ大統領の再度の登板による本人の唯我独尊により、先行きの見通しが全く立たず、混沌としたものになっています。民主主義国と専制主義国との更なる対立により各国が例外なく軍事費増強に走っています。人間社会は平和を志向せず、お互いが競い合っている状況にあり、この先が思いやられます。「歴史は韻を踏む」という言葉があります。この言葉が真実と仮定した場合、80年前に全世界の国民を直接あるいは間接的に不幸にした第2次世界大戦に続き、第3次世界大戦が新たに勃発する可能性が高くなってきたのではないか、と大変危惧しています。
一方、我が国の政治情勢でありますが、昨年10月に石破総理が退陣をし、それに代わり、新たに高市新政権が誕生しました。高市総理は憲政史上初の女性総理であり、数年前に銃撃され、命を落とされた故安倍元総理の秘蔵っ子でもあります。また本人自身は、当時のイギリスを根本から変えた「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー元首相を大変リスペクトしているとのことです。現在、政権自体は、日本維新の会との連立でありますが、総理自身は特に決断力と実行力を兼ね備えた方ですので、政治がスピード感を持って良い方向に動いていくことを大いに期待しています。
次に、経済面でありますが、ここ数年インフレ傾向が続き、食料品をはじめ、あらゆる物が再三値上がりし、国民の生活も一段と苦しくなってきています。特に、中小企業に籍を置く従業員は、大企業に勤める人達よりも賃金格差が、ますます大きくなっています。それらの格差を少しでも無くすために、中小企業は自助努力をしておりますが、それにも限界があります。高市総理には、中小企業においても毎年一定の昇給が可能となるような施策を早急に打っていただきたいと祈念しています。
ところで、私共が関与させていただいている企業の大部分が中小企業であります。中小企業といえば、大企業と比較し、経営資源すなわち、人、物、金及び情報のすべてにおいて劣っているのがその特徴であります。これらの経営資源の中でも、「人」の問題に焦点を当てて考えてみましょう。企業は人なりといわれていますが、故一倉定先生の言によりますと、「人材というのは、誰にも教育など受けなくとも、自分で勉強し、自分で努力して自らを高めていくものであり、教育を必要とする人は、教育を受けても、人材になるまでには成長しない」と主張されていますが、まさに至言ではないかと思います。要するに、会社の中には人材はいない、という認識を持たなければならないということであります。
このようなことを考えますと、人材は一切期待せず、自らが懸命に努力するよりほかはありません。すると、社長の懸命の努力を見習って懸命に努力する社員が必ず出てきます。そして究極的には、人材に育っていきます。この人材は本物であり、社長が絶対に信頼できるものであります。人材に関する正しい認識は人材を期待しても教育しても得られません。社長自らが懸命の努力をすることによってのみ得られるもの、ということであります。
このことからいえるのは企業の盛衰はその99%が社長の姿勢にかかっているともいわれる所以であります。社長の皆様方、一人でも多くの信頼できる本物の人材を創り出していきましょう。今回はこれで筆をおかせていただきます。
なお、中村天風師の天風哲学については次回以降に、またお話をさせていただきます。