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飯塚事務所 所長だより


2025年 秋号


季節も10月になりますと、厳しい夏の暑さもやわらぎ、朝夕は大分凌ぎやすくなってきました。今年は特に、酷暑が長引いたこともあり、農作物や果樹類等も不作といわれています。本当に来年以降が思いやられます。

ところで今回から、中村天風師の「天風哲学のエキス部分」をいくつか、話してみたいと思います。

まず第一回目のお話は「幸福とは」であります。皆様方におかれましても、一人の人間として生きていく場合に、何かと有用ではないかと思いますので、ぜひとも今後の人生の参考にしてください。

天風師は「幸福について」次のように述べられています。

「幸福とは不幸でないことである。そして不幸とは病、煩悶、貧乏のことである。だから、この三大不幸から解放されると人間は幸福になれる」

中世の哲学者も人生の三大不幸として、この三つを挙げたといいます。以後のほとんどの哲学者もこの考え方を支持しているそうであります。身体が健康で、あまり悩むことがなく、ある程度の生活ができるだけのお金があれば、一応は幸せの部類に入るといえるでしょう。

現代に生きる多くの人々が、なかなか幸福を感じられずにいるのは、「生命力」、すなわち活きる力が減退していることが原因といわれています。正しい人生を構築するためには、生命力を充実させ、それが完全に形や言動として表に出なければなりません。その生命力とはどのようなものかというと、次に掲げる六つの力・・・体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力であります。

そこで、この六つの力については「過去の所長だより」で紹介したこともありますが、今一度掲げさせていただきます。これらの六つの力が自分自身に備わっているかどうかについて検討してみてください。

(1)             体力

あなたは、頑健、鉄のごとき強靭な体力を持ち、丈夫で元気に満ちあふれているでしょうか。季節の変わり目ごとに体調を崩したり、ちょっとした寒さにも風邪をひいたりすることはありませんか。

(2)             胆力

あなたは、たとえ何が起こっても動ずることのない心の安定と落ち着いた度胸を持っているでしょうか。神経過敏で些細なことにビクビクし、不安恐怖の念にかられている人が現代では少なくありません。

(3)             判断力

あなたは数百億個ある脳細胞をフルに駆使し、比較、検討、推理、推測、判断する力がありますでしょうか。現代のような複雑な社会では、物事を判断する基準が多すぎて迷いがちであります。選択肢が二つあると、どちらを選べばよいのかがわからず、いちいち親や先輩や友人や上司に聞かなければ判断できない人も少なくありません。

(4)断行力

あなたには、「良い」と判断したことをやり遂げる実行力がありますでしょうか。正しい判断ができたとしても、その判断したことを確実に実行できる人は、それほど多くはありません。大半の人々は意思の力が弱いといわれています。

(5)精力

あなたは、疲れを知らない精神的精力と健全な肉体的精力を備えているでしょうか。特に、精神的精力が減退すると克己心と忍耐力が失われます。克己心がなくなると、やたらと感情的になり、次第に怒り、怖れ、悲しみの虜になってしまいます。また、忍耐力が衰えると、根気が続かなくなり、人生の幅の狭い人間になってしまいます。

(6)能力

あなたは何でも器用にやりこなすことができますか。能力とは物事を成し遂げる力や働きのことであります。人間には「男性が子供を産むこと」以外は何でもできるだけの能力が与えられています。自分は不器用だとか、その方面のことに自分は弱いのだとか、最初から決めつけて、自分の能力を過小評価していませんか。今までの知識や経験の範囲の中だけで自分の能力を判定していませんか。あるいは、何か新しいことにチャレンジしようとする意欲に欠けていないでしょうか。

 

幸福な人生を送るためには、以上の六つの力が自分の命の中に充実していなければなりません。これら六つの力を人生に役立つレベルにまで引き上げ、その活力をより多く取り入れることが重要であります。そして、これらの六つの力が充実した時、「ああ、私は本当に幸福になった」と心から感じることができるのであります。

それでは実際に生命力を充実、発揮させるためにはどうすればよいのでしょうか。私たちの生命の活かし方は、心にも、身体にもかたよらず、心身一如(身体と心は切り離すことのできないものであるという意味)という生命本来の「ありのままの姿」で活かすことが正しい生き方であります。

すなわち、心と身体が調和を保ち、一つにまとまった状態が真に正しい生き方であります。この状態の時に生命力は充実し、その力は最高に発現されるのである、と天風師は説いてあります。私たちの多くは、これら六つの力のいずれもが備わっているという人は滅多にはいないのではないかと思います。しかしながら、努力し近づくことは出来るのではないでしょうか。今後とも前向きな姿勢を持って取り組んでいきましょう。

 

以上、表現が多少抽象的になり、分かりにくい面もあったかと思いますが、今回はこれで筆をおかせていただきます。